帯広第二ひまわり幼稚園
通信ゆりかご

ママ友の付き合い方

幼稚園に入って大変なことの1つに「お母さん同士のお付き合い」があげられます。
幼稚園に入ったころは、「わが子が幼稚園に慣れて元気に通ってくれること」がお母さんの心配ごとです。
しかし、時間が過ぎ、子どもが幼稚園生活になれ、幼稚園での行事をこなし、安定した幼稚園生活を送りだす頃、子どもを通して顔見知りになるお母さん同士のお付き合いが始まってきます。 母親の立場は孤独(自分自身の気持ち)に向き合う場面が多いので、心を通わせられるお友達が出来ることを心のどこかで望んでいます。
そんな折、お母さんたちの交流が始まり、お母さんたちが顔見知りになり、近しい間柄になっていきます。出会いからお母さん同士が仲良くなることは、大変良いことで、仲良くなり気心がしれ、困った時に助け合える母親同士の友だちになることは素晴らしいお友達関係です。
一方「なんとなく話が合う!!」というところから仲良くなったものの、「あら!」と自分の考えているところと違った面が見え始めることがあります。
それでもなんとなしにママ友付き合いを続け、気づいたら疲れてしまう事もあるでしょう。
または、お母さんたちのランチ会・・・・・・
ランチ会の初めころは「同じクラスなので、よろしくお願いします!!」と顔合わせのきっかけになる時間です。しかし、楽しいはずのランチ会が、しだいに憂鬱なランチ会となってしまうことがあります。憂鬱なランチ会となっていくのは・・・・・話題の問題です。
楽しいランチ会の時は話の内容が前向きな話題で、我が家だけかと思ったら、よそのうちでも同じようなことがあるのだ!と実感でき、母親の肩の荷が軽くなり、頑張る意欲がでてくるようなランチ会だと、みんなが参加したくなるでしょう。
しかし、そのうちランチ会が噂話の会になっていくことがあります。
噂話をしている人はいいのかもしれません。しかし、反対に噂をされている人には大変迷惑な話となります。
親睦の楽しかったランチ会が噂をする会となり、やがて「参加をしなかったら自分の悪口を言われるかもしれない!!」と考えるようになり・・・・・・
「いやな思いをするなら、参加しておこう」と憂鬱な気持ちでの参加へと・・・・・・
このような場面に遭遇したことがある方がいらっしゃるかもしれません。

幼稚園は子どものための教育施設です。
幼稚園は本来、子どもの成長のために、幼稚園生活があります。
子どもの幼稚園生活を通して、母親として子育ての壁にぶつかりながら、自信が持てないわが子の成長を時々垣間見ながら母親として少しづつ自信を見つけ、また、周りの前向きなママ友との出会いにより、子育てについて、「そんなに頑張らなくてもいいのかも・・・」と気づき肩の荷が軽くなり、子育てが楽しいと少し感じる風を受けられる・・そんな場所であるはず・・・・・
そんなさわやかなママたちの交流ができる仲間作りができる幼稚園での母親の交流の場
であってほしいと願っています。
しかし、10人いれば10人の考え方があるでしょうから、いつしか意見のすれ違いが出てきます。
学生の時なら、好き嫌いをはっきり表現し、いやな言い方ですが、意見の合う人を集め、俗に言う仲間はずれを作ってしまう事があるでしょう。

でも、今の立場は人の親です。自分に自信があっても、なくても親としての仕事が始まっています。学生ののりで仲間つくりやお付き合いをすることはできません。
母親としての振る舞いをしなければならない立場です。
では、母親としての振る舞いとはどんなことでしょう!!

子どもは親が育てたように育っていきます。
優しく育てれば優しい子に・・  叩いて育てれば人に手を出しやすい子に・・・・
人への思いやりを育むように育てれば、人に対して思いやりを持つ子に・・
人との調和を持つように育てれば、自分の意見ばかりを押し通す子にはならず・・・
人を批判するような考え方を持って子どもを育てれば、人を批判する自分に自信のない子に育っていきます。
お母さん達は、わが子がどのような子どもに育ってほしいと願っていますか?

 母親の考え方は、子どもに大きな影響を与えます。
お母さんたちそれぞれに、一人では自信がないことが沢山あるかもしれませんから、何となくお母さん同士の群の中にいることがあるかもしれませんが、子どもの母親はお母さんひとりです。子どもはお母さんを目指して育ってきます。
母親の周りに起こる出来事をグループの中で判断するのではなく、自分自身でしっかりと判断できる女性であって欲しいと考えます。
噂話や人の悪口をいうことはいいことではありません。でも、噂話や人の悪口は人の興味をあおります。そして、聞いた人の主観が入り、さらに話が大きく極端な話になることは日常茶飯事のことです。そんな人の話を聴き、お母さん自身が人の口に流されているとしたら、お母さん自身の子育てが「人に流された子育て観」になっていきます。
母親としての判断は、どんなときも「人としてどうか!!」という考え方を心の真ん中に置いて判断してくださればいいことです。
自分の考え方がふわふわして、人に振り回されることがわかっているなら勇気を持って
一人を選んでみてはいかがですか!  孤独かもしれませんが必ず素敵な出会いがあるはずです。  でも、決して一人ではありません。
ご主人がいて、お子さんがいます。そして、信頼できるお友達が一人いれば幸せでしょう。

ママ友の付き合い方はお母さんの気持ちの持ち方で決まります。
爽やかな大人の付き合い方を大切にし、母親としてわが子に後ろ姿を見せることができる人間関係作りをして下さい。 人に流されるより、自分の考えをしっかり持つトレーニングをしてみませんか!  わが子の幸せのために! そして何よりお母さんが素敵な女性となっていくために!

2014年11月19日 13:34 - カテゴリー: ブログ通信
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